「おねがい*ティーチャー」 ・1/7スケール ・HIDE ・KOTOBUKIYA ・'05年1月完成 |
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・キットの感想 以前、キット発売前のイベント展示で一目惚れしてからもはや2年、やっと完成させました。 その間にPVC完成品が出たりもしましたがそんな事は瑣末な問題です。 完成品を眺めるだけでは判らないパーツ形状の妙を堪能出来たり、組上げる際の高揚感を味わう楽しさを知ってる者にとっては、出来合いの中国製完成品を箱から出してただ飾る事のなんと味気ない事か。 挑戦的な事を書いてしまいましたが、そう強がらないと近年の完成品の出来の良さには本気でキットを組上げる気力を吹き飛ばさん勢いが有るのもまた確かだからです。 それはともかくこのキット、本気で良いです。 髪の毛の複雑なパーツ分割の織り成す空間構成は言わずもがな、細身の体に胸だけが唐突に大きいキットが多い昨今にあって巨乳に見合う体躯をバランス良く造型してあり、完成品へ要望が多かったのも納得の出来です。 組上げる際に問題になったのは、まず右腕の分割ですかね、瞬着で埋めてレジンの地色で分割面を消してそれから塗装、というオーソドックスな方法ですがクリア肌色の塗装に当たって塗装面がメタルプライマーかラッカー塗料かというのは思いの他影響が有る様で写真では判り辛いですが微妙に発色が違ってしまいました。 次の同様の作業の際にはラッカー地の上にもひとつメタルプライマーを重ね吹きする必要がありそうです。 それと髪の毛と身体を組上げる際に、予め髪の毛を接着しておいたら上手く身体と組み合わなくなりました、仕方ないので一度髪の毛のパーツをばらして、身体と組み合わせてから瞬着を流し込みました。 水着のマスキングも大層面倒臭かったですが、これについてはみすまる☆ましい氏のHPに対処法が説明してありますね、誰にでも出来る方法ではないですが・・・。 前髪の取り付けで一部塗装後に継ぎ目消しを迫られる場所があるのですが、継ぎ目消し後の再塗装時にマスキングが甘くおでこと右腕にうっすらと赤が付着してしまいました、なんとかリタッチして誤魔化しましたがこれは痛恨のミスでした。 ともあれ、自らが苦労して組上げた完成品にはマスプロダクトには無い愛着が湧く訳ですよ。 これは理屈ではありません、考えるな、感じるんだ。 |