アルクェイド・ブリュンスタッド

「月姫」
・1/6スケール
・雄猫真(雄猫堂)
・イベント限定品
・'05年2月完成


・キットの感想
WF2004SUMMERで初出、その出来で私をノックアウトした雄猫アルクです
当時雑誌でイベントでの一押しキットとして露出した事もあり、WF2005SUMMERでの再販の際に転売屋の方々が殺到したのは記憶に新しい所です
先日HJ誌で誌上通販が行われましたが、これは先の現状を憂いた雄猫真氏が転売屋に対するカウンターの意味もあったそうです
コレクションとしてではなく、純然にキットを組んでみたいという人間にとってみればキットの希少価値は二の次なので私としてはもっとやってって感じですよ?

前屈みの姿勢でだぼっとした服の中の胸が凄いコトになっていて、大佐、性欲をもてあます
スカートの中の見えないお洒落にも程があります
全体として肉感的な身体の造作と柔和な顔立ちが良い対比になっていて、それが私ならずとも惹き寄せられた所以であるのでしょう

今回は脚を除いては塗りわけが無きに等しかったので、特に質感に拘ってみました
肌の露出部分はいつもどうりメタルプライマー下地のサフレス塗装
他の部分は白サフ下地で艶消しで調色した塗料を低圧で少しづつ吹き重ねてグラデを付けています
いつもは艶ありで全体を仕上げた後、場所に応じて艶消しクリアを吹き重ねていたのですが、自分の技量不足か、どうしても柔らかい感じの艶消しが出せませんでした
始めからフラットベースをどっかり入れるのには抵抗があったのですが要はやりようって訳ですね
フラットベースの配分の勘も今後磨いていかねば
下着の紋様がこれまた大変で、ひたすら描き込んだ後にクリアカラーで調色したタイツブラックを吹き重ねています
言葉にすると簡単ですが、その作業だけで休みが一日潰れました
失敗点ですが、肌を濃くし過ぎた事でしょうか
暗色系の髪ならそうでもないのでしょうが、金髪だとそれが際立って仕方がないです
やはり、塗装は作業の間を充分にとりつつ発色の具合を見ながら行う必要がありそうです

乙女のスカートの中は秘密がいっぱいアルよ〜(琥珀談)